心の準備など

現在受け持っている専門学校の講義は概ね4ヶ月でひとクラスが入学、卒業を行う短期集中型のコースになります。3ヶ月の学校内での座学と呼ばれる講義と1ヶ月の職場実習が組合わさった、雇用対策に準じたカリキュラムです。9月からの教え子達が、いよいよ職場実習へ進み、様々な会社(設計事務所であったり、CADオペレーターの仕事であったり)にお世話になります。担当する講義日数は実質20日に及ばないものの、一日の殆どの時間を教室で一緒に過ごしてきた訳で、ある意味、旅立つ我が子を見送る気分(大げさですね・・・)も覚えてしまいます。実習先での素晴らしい体験をする場合もあれば、その逆もあり得る訳で、心配な部分は多少なりともあったりと・・・。

そんな、感傷に浸っている暇ものなく、今月は新たに12月からの学生さんの講義が始まりました。毎回思う事なのですが、クラスの雰囲気と云うものは、同じものがなく、それぞれの色をもっています。まだ2日しか経っていないためはっきりとは判りませんが、こちらも気持ちの整理を行って臨まなければ・・・・心の準備が必要です。出来るだけ、学生さんひとり一人と向き合いながら、過ごして行ければと思う次第です。

残念ながら世界的な不況の波はしばらく続きそうで、専門学校はさらに来年度の新しい学生さんを受け入れてゆく事になる様で・・・一個人として、新しい出会いがある事は嬉しいのであるが、社会不安を覚える若者が増える事は、非常に心苦しいかぎりです。

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