鎌倉めぐりなど @報国寺 _2008/09/22

鎌倉巡りの現調会の最後に、かねてからの希望もあり、スタッフと共に報国寺の庭へ立ち寄る事にしました。個人的には今回の訪問が3回目になります。思い起こせば、初めて訪れたのは中学3年の春に行う校外授業(要は秋にひかえる京都修学旅行の前練習といったところだったのでしょうか・・・)になるので、かれこれ25年以上も前の事になります。2回目は大学生の頃なので、それでも15年近くが経っているわけで、寺の全体像等は思い出せず、部分的な記憶の断片が頭に残っているにすぎませんでした。

ただ、度々訪れたくなる程、深く印象に残っているのは、この寺の「竹の庭」による所が大きいです。

 

庭内に足を踏み込むと、およそ2000本あると云われる孟宗竹が眼前にひろがります。傾きかけた陽の光を竹が細長く切り裂き、竹林の向こうの背景をかき消してしまい、目の前に永遠と続く様な奥行きを感じさせます。遠近感を失い、宙に浮いている様な浮遊感におそわれました。竹の足下広がる落ち葉が、あたりの音を吸い込んでいるのか、しばし静けさに身を置いてみます・・・この感覚は確かに記憶がある・・・。

庭の奥にある茶席でお抹茶を頂き、一心地がついた所で帰路につく事にしました。

鎌倉めぐりなど @擂亭

先日(執筆時は2008年9月頃になります)新規物件コンペ[S-HOUSE_KAMAKURAYAMA-Anabatic wind-]の現調会があり、久しぶりに鎌倉に行く事になりました。計画敷地は高台にあり、南に相模湾を見下ろす絶好のロケーションでした。お施主さんが持参されたイメージスクラップも非常に趣味の良さを感じられ、俄然やる気を出したのですが、エントリー数が100組近くにものぼり、これを勝ち抜くのは至難の業と、少々複雑な思いで敷地を後にしました。

当日は折角の遠出なので鎌倉巡りなどをする事にしました。午前中に到着してから早めの昼食を、そば・会席料理の「擂亭(らいてい)」で取る事にしました。

通りに面した山門を潜ると石畳の路地が母屋へと繋がっており、木々が気持ちの良い木陰を落としています。開店直後という事もあり、正面の母屋から出て来た女将さんが入口付近でお出迎えくださりました。良くお手入れのされた庭と相まって期待感が高まりました。予約をしていかなかったため、母屋正面の2階入口ではなく、1階の店内に廻り込むことになる。階段をおりながら木々の間を抜けて左へ大きく曲がった所で、庭が開け母屋の全景が伺えました。江戸時代の農家の旧宅を移築した母屋は小高い丘にあり、前面の庭に開け放たれた開放感ある建物でした。2階の窓にはステンドグラス等もちりばめられ、豪農の暮らしぶりを伺えます。良い天気にも恵まれ、緑の芳香を感じながら遠景の海を想像しながらそばをいただくことに・・・久しぶりに味わう至福の時間におおいに満足しました。