計画敷地:東京都府中市
用 途:専用住宅
構造規模:木造軸組構法 地上2階
敷地面積:100.00m2
建築面積:060.00m2
延床面積:110.76m2
REBUILD
首都圏と西多摩を繋ぐ甲州街道は関東の主要幹線道路です。23区を過ぎたあたりからは比較的緑も多くかつての武蔵野の面影も残る風景が広がります。本宿交番前を一筋入った今回の敷地は、街道沿いの喧騒から少し離れた、優良な住宅地になります。大型敷地の南西の一部を利用するため、将来的にも南と東の2面が接道する理想的な環境です。 今回のご提案は、細長い敷地形状と南東からの採光を最大限に生かす事を念頭におきました。また、遠く南側には多くの緑がうかがえるため、2階からの眺望も十分に考慮いたしました。当初のご要望にあった、必要な部屋数は確保しております。南側半分の配置はおおむね踏襲させて頂きましたが、北側半分の配置に関しては、新たにご提案させて頂きます。
閑静な住宅街では有りますが、南側前面道路は抜け道にもなっているため車の行き来はそれなりにあることと、狭い歩道との兼ね合いで、敷地内との距離があまり多く取れない事もあり、1階部分に関しては開口を最小限度に留め、より敷地内部の独立性を高めました。また前面道路に関しては将来的に整備されてゆく可能性もあり、より理想的な住宅環境になることが予想されます。駐車スペースに関しては、北側に設け、隣家との干渉帯に利用すると共に、南側の居間、食卓に面してテラスを設ける事により、外部空間と一体になった良好な内部空間を想定しました。テラス上部には2階のテラスがあり、この床をすのこ状にすることにより、柔らかい光が1階に降りそそぐことになるでしょう。
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